2018年 スーパーGT第3戦鈴鹿予選はGT300クラス&GT500クラス共に超スーパーラップ、GT500クラスはARTANSX-GTはQ1伊澤選手・Q2野尻選手の両方が44秒台を叩き出しトップタイム、GT300クラスはK-tunes RC F GT3が参戦して初めてポール獲得を果たし、新田選手のGT300クラスの最多勝利記録タイへ弾みを付けた。現在のGT300クラスの最多勝利記録は前回の富士で優勝しているARTAM6の高木選手が単独で記録を持っている。


2018 AUTOBACS SUPER GT Round3 SUZUKA GT 300km Fan Festival GT300#96 ポールポジション獲得車載動画


 

GT500クラス 8号車ポールポジション!

 

野尻 智紀

今日は走り出しから調子が良くて、公式練習から予選に向けてクルマのセットをいじることもないくらいでした。それでも伊沢(拓也)さんがQ1で1分44秒台の、驚くような速いタイムをマークしたことで『こんなに速く走れるんだ』と驚かされました。僕は伊沢さんを信頼していて、伊沢さんが好タイムをマークしたことでクルマのパフォーマンスを確信できたし『自分も好タイムを出せるんだ』と自信にも繋がりました。ただ正直言って走る前はもうプレッシャーしかありませんでした。風の影響もあって2コーナーで行き過ぎる格好でインにつけなかったのですが、結果的にはそれで冷静さを取り戻せて、そこからは落ち着いて走ることができました。僕はゴルフをやらないので風が読めなかったみたいですね(苦笑)。Honda NSX-GT勢は開幕戦から好調だったのですが、僕たちはここまで、NSXの速さを引き出せていなかった部分がありました。でも、今回ポールポジションを獲ることができて、自信を取り戻すこともできました。Q2ではコースオフするクルマがあって、コースに砂が出ていましたが、それはピットから無線で知らされていたし、僕の前に何台か通過したクルマもあってタイヤ1本分くらいは(砂が)払われていたので、タイムアタックにはほとんど影響はなかったですね。明日の決勝はトップからスタートするので、力強いレースをしたいですね。

伊沢 拓也

今日は朝(の公式練習)から調子は悪くなかったですね。持ち込みの状態が良かったから何もいじることなく公式予選を迎えました。風が強く、(長い)ストレートは2本とも追い風になりましたが、何よりもダウンフォースが必要なS字では向かい風になって(普段以上に)大きなダウンフォースがありました。コーナリングスピードが凄く速くなったことで、自分自身でも(コースレコードを大きく更新する)1分44秒台のタイムにはビックリしました。このタイムは(気温が低くエンジンパワーが出やすい)冬場のテストでもあまり経験がなかったですね。アタックしたラップでは、前にクルマがいて、シケインで少しつっかえそうになりましたが、実はNSX-GTはシケインのブレーキングがデリケートで難しいんです。だから前にクルマがいたことで、突っ込みすぎることもなく、結果的には好タイムに繋がったのかも。チームを移籍して3戦目で(ポールポジションに繋がる)良い仕事ができてホッとしています。僕たちドライバーはやはり速さを見せることが一番の仕事。今日の結果で、チームからもより一層の信頼を得られて、もっともっとチームとして強くなれると思います。明日のレースでは、優勝を狙います。

GT300クラス 96号車ポールポジション!

新田 守男

鈴鹿は公式テストから好調だったんですが、僕が走ったQ1ではアタックのタイミングが上手く取れなかったことと、あとドライバーズブリーフィングで「4輪脱輪は厳禁」と何度も言われていたことが気になってしまい(苦笑)「完璧なアタック」という訳ではありませんでした。でも何とか良いポジションでQ2を走る(中山)雄一に繋ぐことができました。(中山は)テストの時から速かったので、今日のクルマだったらポールを獲ってくれるんじゃないか、と思っていたら期待通りというか、それ以上の好タイムをマークして、RC F GT3に初ポールをもたらしてくれたし、これが(今季初参戦の)チームにとっても初ポールになりました。前回の富士で(最多勝記録で並んでいた55号車の高木)真一が優勝してくれて(追い越されたことも)本当に嬉しかった。ですが、今度は自分が勝ってもう1回(最多勝記録で)並びたいというのは、もちろん気持ち的にはあります。でも、それは今あまり考えないようにします。新しいチームで初のポールポジションとなりましたが、明日の決勝では気負うことなく、自分の仕事をきっちりこなそうと思います。そうすれば、自ずと結果はついてくると思っています。

中山 雄一

ポールポジションを獲ることができて凄く嬉しいです。RC F GT3としても、チームとしても初めてのポールになりました。これで(昨年2勝した)RC F GT3が予選でも速いことが証明できました。開幕からここまで良い結果が残せてなかったのですが、鈴鹿に来てクルマの調子がとても良くなっていたし、公式テスト鈴鹿では少し気になっていた低速コーナーでのバランスも、チームが頑張ってくれて走ってみたらとても良い感じになっていました。それに今日のコンディションにタイヤも凄くマッチしていて、結果的にとても速くなっていました。ここまでクルマを仕上げてくれたチームはもちろんですが、LEXUS RC Fを開発してくれたレクサスとTRDの皆さん、(開発ドライバーの)立川(祐路)さんや飯田(章)さん、(脇阪)寿一さんにも感謝したいです。これまでのコースレコードを2秒以上も更新する好タイムをマークすることができたのは、風の影響だと思います。ストレートはフォロー(追い風)でS字はアゲインスト(向かい風)。これが好タイムに繋がる要素でしたが僕もゴルフをやるんですが、ゴルフ好きの影山(正彦)監督からは「1コーナーでOB(コース外に出る状態)にならないように」と注意されていて、それを守ったことでポールが獲れたんだと思います。ニュルブルクリンクのレースに出たりして鈴鹿のテストも1日しか走ることができてなくて、チームに迷惑を掛けてしまいましたが、今日、ポールを獲ることができて恩返しができたと思います。また、チームの志気を挙げることになり、これを今後に繋げたいとも思います。明日の決勝はポールから、自分たちの作戦でレースを戦うことができます。これまでRC F GT3では2回勝っているので、そのことを思い出しながら優勝を狙って行きたいと思います。


2018 AUTOBACS SUPER GT Round 3 SUZUKA GT 300km Qualifying