GT300クラスでは練習走行からトップタイムを刻んでいた#55 ARTA BMW M6 GT3が第2戦に続き富士で今シーズン2度目のポールポジションを獲得した。予選Q1は小林崇志が担当をし、1度目のアタックで1分37秒600をマーク。昨年のこの大会のポールポジションタイムをあっさりと超えて見せた。なお各車が最後のアタックに入っている終盤、午前中にトラブルで出走できなかった#108が300Rのイン側でマシンを止めてしまい、赤旗が掲示される。赤旗前までタイムが出ていなかったGT-R勢の走りに注目が集まったが、#3のヤン・マーデンボロー、#48の青木孝行らGT-R勢の走りに注目が集まったが、両者ともに前を走るマシンに引っ掛かる形でタイムが伸び悩み、それぞれ17番手、18番手にとどまることになった。

いったん広がっていた雲も姿を消し、Q2が始まるころにはさらに日差しが強くなってきたことで、気温は33℃のままだが、路面温度は52℃まで上昇した。開始から5分が経過した時点でのトップタイムは#4の谷口信輝。ここに#21、#65のFIA GT3勢が並んでいた。ここで#55の高木真一がひとり1分37秒台となる37秒545をマーク。暫定1位だった#4のタイムを0.6秒も突き離して見せた。

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●ARTA BMW M6 GT3:GT300ポールポジション

高木真一

「第2戦(富士)でポールポジションを獲得したときから、このクルマはすごく富士に合っているなと思っていたのですが、前回の500キロレースでは意外に燃費が悪く、ピット作業で抜かれてしまいまいました」、「ただ、今回は(レース距離が第2戦より短く)1回しかピットに入らないので、前回のようなピットでのロスタイムは少ないだろうと考えています」、「あとはポールポジションから先行逃げ切りを決めて、15秒ぐらいのリードを確保しておけば、ピットで抜かれることはないんじゃないかなと思います。SUGOでもそれほど遅かったという訳ではないので、これからのレースでもしっかりポイントを積み重ねていきたいですね」

小林崇志

「前回のSUGOは忘れてしまいたいレースとなり、第2戦富士も途中までレースをリードしながら、結果的に2位と非常に悔しいレースになってしまいました」、「ただ、そのなかでも得るものがあって、ブリヂストンさんとも話し合いを重ね、(ブリヂストンが)すごく良いタイヤを用意してくれたことも今回のポールポジションにつながったと思います」、「朝の練習走行から速かったですし、ここ(富士)で勝たないと、他のサーキットどこで勝つんだ? というくらいの気持ちで来ているので、ポールを獲得できて嬉しいですし、明日も頑張りたいと思います」


公式予選Q2。白熱したタイムアタック合戦を制しカルソニックIMPUL GT-Rが今季2回目のポールポジションを獲得した。カルソニックは前回の富士は終盤までニスモとトップ争をしていたが後輪のバーストによりリタイヤ・前戦の菅生はGT300クラスのスピンを避けようとしたが逆にスピンをしリアがガードに接触をしリタイヤと2戦連続ノーポイントでこれ以上のノーポイントはタイトル争いの権利から大幅に遅れに繋がることから今回の富士は生き残りを掛けたポール獲得になる!!予選Q1は、ここ富士をホームとするレクサス勢5台が脱落するという波乱に見舞われ、WedsSport ADVAN RC FのみがQ2へ進出。その関口雄飛がグリーンシグナル点灯とともにコースインし、ゆっくりウォーミングアップをしながらタイムアタックに入るアプローチでアタックに臨む。

各車しっかり間合いをとってタイムアタックをする中、抜群の速さをみせたのがカルソニックGT-Rのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ。1回目のアタックで1分28秒886でトップに立つと、連続アタックに入り、自らのタイムを0.4秒更新。1分28秒458を叩き出し、第2戦富士以来となる今季2回目のポールポジションを決めた。2番手にはS Road CRAFTSPORTS GT-Rの本山哲が1分28秒934を記録し、こちらも第2戦同様にフロントロウを確保。3番手には、ランキングトップで84kgのウエイトハンデを搭載しているMOTU AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリが飛び込んだ。今回はウエイトの影響で上位どころかQ1突破も難しいかと思われたが、1分28秒997の3番手タイムを記録。サーキット全体が驚きの声に包まれた。

苦戦中のホンダ勢は…

 Q1で戦前の予想を覆し、目覚ましい活躍をみせたホンダ勢は、KEIHIN NSX CONCEPT-GTの小暮卓史が1分29秒251をマークし4番手を獲得。これが陣営最上位となった。レクサス勢では、唯一Q2に残ったWesSport RC Fが8番手となった。

ホンダ公式サイトから

 


 ●カルソニック IMPUL GT-R:GT500ポールポジション

安田裕信

「前戦の(第4戦)SUGOと、ポールを獲得できた第2戦富士はトラブルがあって、2回ともチェッカーを受けられなかったということもあり、今回は走り出しから調子よく進めるつもりでした」、「しかし、意外に走り出しからクルマのバランスが良くありませんでした。そのなかでもJP(デ・オリベイラ)とエンジニアが1時間ぐらい話し合い、セットアップを改善してくれて、(そのセットで)Q1に臨みました」、「自分のなかでもベストと思えるタイムを出すことができましたが、46号車(S Road CRAFTSPORTS GT-R)のタイムが異常に速くて負けてしまいましたね」、「クルマがオーバーステアだったので、Q2開始前にセッティングを変更したところ、JPが完璧なアタックをしてくれました。特にセクター3がとても速くて、おかげでポールを獲ることができましたよ」

ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ

「第2戦富士ではタイヤバーストでレースを失い、前回のSUGOでも不運があり、辛いレースが続いていたけれど、今回ポールポジションを獲得できたことで、僕たちにとっては貴重なポイントを稼ぐことができた。今シーズンは不運続きで、例年のこの時期とは違う状況に直面しているんだ」、「この時期は毎年ポイントを多く積み重ねてきて、ウエイトがとても重い状態で富士に挑んできたけれど、今年は違う。ただ、こういった状況のなかでも、速いクルマを活かし、すべての状況でチャンスを逃さないようにしたいと思っているよ」、「大量ポイントを稼ぐことがとても重要だと考えているし、とにかくウエイトが軽いという利点を最大限活かして、ベストを尽くしたいね」、「今年はセーフティカーのレギュレーションが変わり、ピットインのタイミングが読めなくなってしまうことが度々あって、戦略を柔軟に変えていく必要がある難しいシーズンだ。ただ、、だからこそ僕たちに巡ってくるチャンスを絶対に逃さず、結果につなげていかなければいけない」