GT300クラスはTOYOTA PRIUS apr GTが1分59秒台目前のラップを刻みポールポジションを獲得した。2番手にGAINER TANAX SLS、3番手にグッドスマイル 初音ミク SLSとメルセデスSLS勢が続いている。朝から雲が広がり、雨が降ったり止んだりの天候となっている予選日のツインリンクもてぎ。気温13℃、路面温度15℃というコンディションで、ウエット宣言のもと、公式予選Q1がスタートした。GT500クラスの予選Q1中に雨脚が強まり、Q2は雨量が多い状態でスタートを迎える。セッションスタートと同時に続々とコースインしていくが、ARTA CR-Zの小林崇志が2コーナーの立ち上がりでコースオフ。そのままグラベル奥の芝生エリアまで進んでしまったが、マシンにダメージを負った様子はなく、無事にコースへ復帰している。

前回タイトルを獲得をしている。予選8位から上位へ行き更にポイントゲット!?

アウトラップ終了間際、TOYOTA PRIUS apr GTがピットイン。想定より雨量が多かったのか、タイヤを4本交換しコースアウトしていった。その後、ARTA CR-Z、SUBARU BRZなどもピットへ戻りタイヤを交換。CR-Zはリヤタイヤのみを交換しピットアウトしていった。 一方、VivaC 86 MCの土屋武士やGAINER SLSの平中克幸、初音ミクSLSの片岡龍也などは周回を重ね、アタックを継続。セッション残り4分30秒を切ろうかというタイミングで初音ミク SLSが2分02秒752でトップタイムをマーク。直後にGAINER SLSが初音ミクを約0.2秒上回り、トップを奪った。しかし、タイヤを履き替えウォームアップを終えたTOYOTA PRIUSがGAINER SLSを2秒近く上回り、1分59秒台目前の2分00秒602を記録しトップに立った。

Q2では雨溜まりなどに足を救われて痛恨のスピンARTA CR-Z GT

タイムアップが難しいコンディションのなか、唯一アタックを行えていないARTA CR-Zは果敢にアタックを継続。最終ラップではセクター1、セクター3とベストタイムを記録していたが、水たまりのある最終セクターでバランスを崩しスピン。そのままグラベルへ捕まってしまいポジションアップを果たすことはできなかった。 この結果、GT300クラスはTOYOTA PRIUSが第2戦富士以来のポールポジションを獲得。2番手にGAINER SLS、3番手に初音ミク SLSとコースと相性のいいメルセデスSLS勢が続き、予選4番手はVivaC 86 MCとなっている。


https://www.youtube.com/watch?v=ZJ4Me5i-fUM

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●TOYOTA PRIUS apr GT:GT300ポールポジション

嵯峨宏紀

「Q2の最初はQ1と同じタイヤをチョイスしたのですが、アウトラップの1〜2コーナーを曲がった時点で『これはちょっとやばいな』という感覚がありました。すぐに無線でもう一段階柔らかいタイヤを用意して欲しいと伝え、できるだけアタックの時間を確保しかたったので全開で走りました。ピットへ入り、計測1周目でこれからアタックをしようかなというタイミングで雨が強くなってしまったので、アタックをする前にタイムが出るコンディションが終わってしまったなと感じていましたね。でも、そんな中でもうまくタイヤを温めることができ、PPを獲ることができたのですごくうれしいです。ちなみに、フリー走行でのトラブルは、足回りのトラブルでした」「雨が強くなれば今日のQ2のような、弱いときならばQ1のような、そしてもしドライであれば先日の合同テストのようなシチュエーションになるのではないかと考えています。今のところ、そのすべてのセッションでトップを獲ることができているので、どういうシチュエーションの中でも僕たちは勝ちにいくだけですね」

 

中山雄一

「Q1では天候は安定していたので、朝の走行で一番いいフィーリングだったタイヤでアタックをしました。Q1は確実に通れるだろうなと思っていたので、僕も落ち着いてアタックできましたね」「ただ、朝のフリー走行の最後にマシントラブルが出て、コースアウトして修復に時間がかかってしまったので、コースインしたのは予選が始まって4分以上が経過してからになりました。タイヤが温まるのかは不安でしたが、それでもあのタイムが出てよかったです。Q2に向けてもいいタイムを出せたので、嵯峨選手にクルマのフィーリングを伝えることもできました」「明日は、天気がどんどんよくなっていくようなコンディションになるかと思いますが、今日も刻々と状況が変わる中で、その時のコンディションに合わせていいタイヤを選択することができ、それがPPを獲れた一番の要因だと思っています。明日も、その時々のコンディションに合わせてうまくタイヤをチョイスできるかどうかがポイントになるのではないかと思っています」


GT500クラスの予選Q1は14時20分から15分間で行われた。 コースオープンとともにほとんどのマシンがコースイン。1分ほど遅れてカルソニック GT-R、S Road MOLA GT-Rも走行へと向かい、全車がコースインを果たす。そのまま最後までアタックが続いたが、セッション終盤に向けて雨脚が強くなっていく展開。 2番手にはZENT RC Fが続き、3番手からPETRONAS TOM’S RC F、DENSO KOBELCO SARD RC F、KeePer TOM’S RC Fとレクサス陣営が続く形に。6番手に安田裕信がドライブしたカルソニックGT-Rが入り、RAYBRIG NSX CONCEPT-GT、WedsSport ADVAN RC Fと8番手まで続いた。 一方、MOTUL GT-Rを駆る松田次生は、終盤まで下位にとどまる形となり、残り5分を切ってからもアタックを繰り返す。しかし、徐々に強くなっていく雨の中でタイムを伸ばすことができず、最終的なタイムは1分49秒757。首位からは約2秒落ちの12番手でこのセッションを終えることになり、ニスモ陣営は2連覇に向けて厳しいスターティンググリッドとなってしまった。僅差でチャンピオンを争うカルソニックGT-RとMOTUL GT-Rの2台は、明暗が分かれることとなった。

Q2は終盤ホームの意地を見せた#100 RAYBRIGが3位・#64 Epsonが2位までポジションアップをしたが及ばずKeePer TOM’S RC Fの平川選手が開幕戦岡山以来のPP獲得となった。


 

●KeePer TOM’S RC F:GT500ポールポジション

平川亮

「Q2では練習走行やQ1とはコンディションが異なり雨量も多かったので、タイヤもいちばん柔らかいフルウエットのタイヤを装着しました。アウトラップから雨の量などを見ながらコースを回ったのですが、水量は結構多かったですね。計測2周目でアタックをしようと思い、計測1周目は温めたのですが、あまりタイヤが働いていないという感覚があったので、少し心配になりました。とは言え、どうにもできないので計測2周目にアタックをしたら、いいタイムが出ましたね。練習走行から3秒くらい遅いタイムだったので、あまりPPを獲ったという感触はなかったのですが、1周はうまくまとまりましたし、クルマも良かったですね。また、Q2に向けてアンドレアがいいタイヤ選択をしてくれたので、自分も集中して気負うことなくアタックすることができました」「最終戦ということで、ふたりで優勝目指して精一杯がんばりますが、僕は後半スティント担当になると思うので、比較的走りやすいドライコンディションになるはずです。練習走行はウエットだったので、その点では“一発勝負”になるかとは思いますが、悔いのないレースをしたいと思います」