鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は2月20日、北海道新幹線新青森~新函館北斗間で実施する2015年度の列車走行試験の概要を発表した。4月21日から、土木構造物や軌道、信号設備などの機能確認を目的とした走行試験を全区間で実施する。試験期間は4月21日から7月30日までで、このうち列車走行試験は45日程度行う予定。当初は30km/hの速度でスタートし、260km/hまで段階的に速度を上げて設備を確認する。走行本数は1日1往復程度で、基本的には夜間の走行になる。車両は北海道新幹線用のH5系電車と新幹線電気・軌道総合検測車のE926形「East i」を使用する。


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East iイーストアイ)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の保有する電気・軌道総合試験車(検測車)の愛称。

全部で3種類あり、路線の軌間や電化の有無に応じてそれぞれ使い分けられている。


 

営業列車の最高速度275km/h(当時)と同じ速度での検測データが必要とされたこと、最高速度が上昇したダイヤの都合や検測時間の短縮が必要とされたこと、新在直通可能な検測車両が求められたことなどを受け、2001年にE3系をベースに開発された。メーカーは東急車輛製造

正式名称は「新幹線電気・軌道総合試験車」であり、「East i(イースト・アイ)」の愛称がついている。S51編成とも呼ばれる。前述の開発ニーズから、ミニ新幹線規格の山形新幹線区間および秋田新幹線区間でも運用できるように車体はE3系に準じ、北陸新幹線(長野新幹線)でも使用できるように、周波数50/60Hz切替装置や抑速ブレーキ切替装置も装備している。最高速度は275km/hである。フル新幹線規格の東北新幹線・上越新幹線・北陸新幹線(長野新幹線)の各区間とミニ新幹線規格の山形新幹線・秋田新幹線の各区間の検測を一手に引き受けている。