平成25年8月24日(土曜日)未明から島根県西部を中心に発生した短時間の局地的な集中豪雨の影響により三江線 江津本町~石見川本駅間において線路や橋梁りょうなど72箇所で大きな被害が発生し、現在、同線では江津~浜原駅間の運転を見合わせ、バスによる代行輸送を行っています。
これまで、島根県をはじめ、関係自治体の皆様のご協力を賜りながら順調に復旧工事を続けてきております。今後、新たな災害などの影響を受けなければ、線路設備の安全点検を含め、平成26年7月18日(金曜日)までに復旧作業を終了し、翌日19日(土曜日)の始発列車より運転再開出来る見込みが立ちましたのでお知らせします。

JR西日本米子支社まとめによる、2013年8月24日の集中豪雨発生当時の三江線の被災状況。現在は復旧工事が進んでいる


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詳細

今後の運転計画
三江線 江津~浜原駅間 (駅間距離 50.1キロメートル

 平成26年7月19日(土曜日)の始発列車から運転再開見込み

 ※注釈 三江線の運転状況と主な被災箇所などについてはこちらをご覧ください。(PDF形式 425キロバイト)


三江線(さんこうせん)は、島根県江津市江津駅から広島県三次市三次駅に至る西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線地方交通線)。

 

現在の車両キハ120形


概要

江津駅 – 三次駅間を江の川に沿って結ぶ陰陽連絡路線として、1930年代から長い期間をかけて建設されたが、全通はきわめて遅い1975年で、すでに地域間流動は道路利用に移行していた。

三江線は浜原ダムを回避する沢谷駅付近をのぞくと、北方が頂点となる「へ」の字状に流れる江の川に沿って狭い平地を縫うように建設された。そのため、大きく迂回するルート(全線108kmだが、直線距離なら60km足らずである)となり、両都市間の短絡路としては機能していない。また拠点都市間ルートとしても、島根県東部の主要都市である出雲市・松江方面、西部の主要都市である浜田方面と、広島県との連絡にはいずれも迂回路となってしまい、陰陽連絡路線としての機能を果たせるものではなかった。このため、優等列車の定期運転が行われたこともなく、全通前・全通後を通して、利用はもっぱら地域住民のローカルな移動需要のみで推移してきた。

2008年度の1日平均利用客は前年比12%減の全区間合計で約370人(JR西日本米子支社による)に過ぎない。2008年度の数字では、三江線の輸送密度(平均通過数量)は83人/日であり、JRの全路線中、東日本旅客鉄道(JR東日本)の岩泉線(49人/日)の次に少ない。岩泉線が廃止される2014年4月以後、2012年度の輸送密度を基にすると、三江線はJRの運行中の路線で最下位となる。

同じ県内の木次線出雲横田駅 – 備後落合駅間と並んで超閑散路線であるため、たびたび廃線話が上がるが、沿線の代替道路整備が進展していないことや、沿線の反対もあり、現状維持の状態である。しかしJR西日本の社長が2010年4月の会見で赤字ローカル線のバス転換を打ち出したことから今後の動向が注目される。

2013年8月の豪雨により、1日から11日まで石見川本駅 – 浜原駅間が不通となり、タクシーで代替輸送していたが、同月24日には島根県川本町因原にある井原川橋梁の一部の橋脚が流失して全線が不通となった。2013年9月1日には浜原駅 – 三次駅間が復旧。残る江津駅 – 浜原駅間の復旧の見込みは2014年7月19日としている。

三次駅をのぞき米子支社浜田鉄道部の管轄である。三次駅は同広島支社三次鉄道部の管轄であり、下り場内信号機が米子支社との境界となっている。