Windows Phone 8.1とWindows 8.1アップデート
米Microsoftは、米国サンフランシスコ市で開発者向けのイベント「Build」を開催した。本稿では、初日の基調講演の模様をお届けする。
最初のスピーカーは、米Microsoft副社長オペレーティングシステム事業部のジョー・ベルフォア氏。同氏は、これまでWindows Phoneの担当者としてたびたび表に出てきたが、今回は、WindowsとWindows Phoneの両方についてスピーチを
Windows Phone 8.1アップデート
ベルフォア氏が最初に紹介したのは、来月からアップデートが開始されるWindows Phone 8.1。Windows同様にバージョンの違いは0.1しかないが、比較的大きなアップデートだとされている。最初は、ロックスクリーンのカスタマイズで、これは、APIが用意されて、オリジナルのロックスクリーンを作ることが可能になるという。また、スタート画面も、背景を指定でき、このとき、タイルの地の部分が透明になって背景が見えるようになるため、ちょうどタイルが窓のようになったスタート画面になる。行う。
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コルタナは、ユーザーの興味や音声経由で起動するアプリを選択できるほか、親しいユーザーを登録しておくことで、ユーザーが忙しい場合
にコルタナがメッセージなどを通知するかどうかを自動的に判断できるようだ |
Windows 8.1のアップデート
Windows 8.1のアップデートは、内部的な部分は別にして見た目の変更は、スタート画面とタスクバーになる。まず、スタート画面右上のユーザーアイコンの隣に電源ボタンと検索ボタンが追加された。これらは、どちらもチャームバーから起動可能な機能だが、いちいちチャームバーやチャームを開かなくても、再起動や電源オフが可能になる。また、検索ボタンは、検索チャームを開くもので、いわばショートカットのようなものになっている。
タスクバーには、ストアアプリの登録が可能で、アップデート直後には、Windowsストアのアイコンが登録される。タスクバーへの登録は、スタート画面または、アプリ画面で可能だ。このときマウスを使っていれば、対象アプリのタイルの上で右クリックするとコンテキストメニューが表示されるようになった。表示される項目は、モダン環境のメニュー(画面下からのエッジ操作)と同じだが、視線の移動が少なく、これまでデスクトップを使ってきたユーザーにとっては見慣れた操作となる。